
セックスの際、男はとにかく女性器から潮を吹かせようと狙いがちですが、そももそ潮吹きって女性にとって気持ちが良いものなのでしょうか?
実はそれって、男性の間違った知識なのではないでしょうか?
潮吹きはオーガズムの証拠ではない
結論から述べますが、女性はセックスで潮を吹いたからといって快感というわけではありません。
もっと言えば、嬉しくもないでしょう。
むしろ潮吹きを狙う男性に対しては悲しくも感じ、軽蔑さえしてしまうかも。
潮吹きとは
潮吹きとは女性がセックスで絶頂に達する前後に、女性の尿道から体液(通称「潮」と呼ばれます)が排出される現象のことをいいます。
オーガズムの前、または最中に男性の指等で「主にGスポット周辺」を刺激されることで、体液(潮)が分泌され、それを掻き出す(引き出す)ことによっては排出されます。
ですから、
①女性の体質にもよりますが、
②女性が水分を十分に保有した状態であり、
③かつ男性が指などで的確にGスポット周辺を刺激して水溜まりを作り、
④その水溜まり(潮)を掻き出せば(引き出せば)、
オーガズムには直接関係なく、女性器から潮を吹かせることが可能です。
例えるならば、膣内に水が溜まりやすい状況を作り、その水溜まりを男性の指等で一気に掻き出す行為を行うことで、その水(潮)が噴出される結果となり得るのです。
これが潮吹きのメカニズムです。
ペニス引き抜きによる潮吹き
この現象はペニスの挿入時にも言えることです。
ピストン運動の際に女性がイク直前に、男性がペニスを一気に引き抜くことで、膣内の水溜まりが噴出されることがあります。
AVとかで、男性が膣からペニスを引き抜いた直後に「潮が噴出するシーン」を見たことがあるかもしれません。
これがペニス引き抜きによる潮吹きです。
女性からするとイク直前にこんなことをされて嬉しいでしょうか?
そんなはずがありません。
むしろ、

ちょうど気持ちいい感じだったのに、台無しなんだけど。。。
となりますよね。
はい。潮を吹いたからといって、それが必ずしも望ましいこととは言えないのです。
でも女性によっては、ちょっとした爽快感を感じるといいます。
女性器の潮吹き現象は、女性の「快感」(オーガズム)とは無関係といってよいでしょう。
アダルトビデオでは男優が潮吹きの実践を行うことが多く、見た目も派手なアクションです。
それを見た世の男性からすると、女性に潮を吹かせるということがまるで優れたセックステクニックであるように誤解されています。
でも実のところ、AV男優の指で性器の中の粘膜をかき回される女性にとってはたまったものではないと言います。
これは、膣内の損傷や痛みにつながる危険な行為です。
また、潮を吹くとことでベッドやソファーが汚れてしまうと、セックスの後の掃除が地味に大変です( ´∀` )
男は潮吹きを狙うな! 潮吹きの現実とAVの幻想
実はAV女優の多くは、撮影中に潮を吹きやすくするために大量の水分を事前に摂取し、本番で派手に潮を吹かせているのです。
そうすればAVの視聴者(男性)が喜ぶからです。
そうです。
潮吹きを崇めることは幻想であり、危険であることがわかりましたね。
しかも冒頭で述べたように、潮吹きそれ自体が女性にとって気持ちのいいものではないということが重要です。
男性諸君はこのような間違った潮吹きの幻想を直ちに払拭し、潮を吹かせるという行為を狙わないようにしなければなりません。
※もし自然に潮を吹かせることができれば、それは大丈夫です。
でも、そもそも潮を吹かない体質の女性も多いので、「潮吹き狙い」の間違ったセックステクニックは絶対にやめてください。
いわゆるガシマンというやつですね。
ガシマン。
それが女性に嫌われる結果になることが、往々にしてあります。
男性側が気づいていないだけです。
実は僕も20代の頃の妻とのセックスの際に「潮吹きを狙った」ことがあり、
「痛いからそれはやめて」と妻から懇願されたことがあります。
あの頃は、それが良かれと思っていたのですが、本当に大間違いでした。
今では本当に反省しています。
また、潮吹き狙いのガシマンをした場合、女性に嫌われないまでも、それが原因でセックスが疎遠になることがあります。
男性の間違ったセックステクニックがセックスレスを助長してしまうことも、実は多いのです。
それはそうでしょう。
気持ちよくないセックスや痛いだけのセックスであれば、女性は苦痛を感じてうんざりするだけです。
もう一度だけ言います。
僕は、潮吹きを狙うようなセックスは絶対にしません。
したいとも思いません。
そんなことをすれば、妻が苦痛にもだえる結果になることを知っているからです。
夫婦の性生活を長年続けるためには、相手が気持ちよくなるセックスを心がけなければなりません。
妻やパートナーに対する「思いやり」が何より重要なのです。
「ガシマンと潮吹き」は、その思いやりの対極にあるものです。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。